シナリオライターとは、主に映画やドラマ、アニメ、ゲームなどの脚本を書く人のことをいいます。通常、ドラマの脚本家をシナリオライターと呼び、バラエティーなどの番組の脚本を書く構成作家、演劇の戯曲を書く劇作家とは区別して呼ばれています。
ドラマや映画のシナリオの場合、小説やマンガなどの原作からシナリオを書き起こすものと、それぞれのシナリオライターがオリジナルで創作するものがあります。想像で作り上げていくところもありますが、どちらの場合も、現地調査や資料収集、関係者への取材などを通して裏づけを取りつつ、仕上げていくこととなります。ゲームは、ロールプレイングゲームなどストーリーの展開や設定が必要な場合に、ゲーム全体のシナリオを作り、細かい設定を考えまとめあげます。
いずれも、シナリオライターには文章力や構成力が必要です。テレビドラマなどは、小説と異なり、ほとんどのシーンが会話で成り立つため、「話し言葉」での豊かな表現力が要求されます。センスのいいセリフ、テンポのある会話が重要です。そしてそのほか、登場人物のキャラクター設定や場面設定が必要になります。シナリオライターは、好奇心が旺盛で洞察力があり、経験豊かな人に向いているといえます。
シナリオライターの多くはフリーランスです。脚本料に関しては作品ごとの契約で決められます。その料金は、実力やキャリアによっても異なり、さらに発注側(放送局など)によっても異なるといわれます。シナリオライターとして仕事を始めるには、放送局の一般公募やシナリオコンテストに応募するなどしてきっかけをつかんだ人も多く、作品の評判がよければ次の依頼も来るようになります。
かつては、裏方的存在だったシナリオライターですが、今では、誰がシナリオを書いたかが番組のヒットの決め手になるともいわれています。ジェームス三木、三谷幸喜、内館牧子、大石静、井上由美子など、そのシナリオライターの名前が観客や視聴者の動きを左右するほど重要な存在というわけです。